卯月ユウトオフィシャルブログ

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映画男に酷評された「長いお別れ」はそこまで悪くない

皆さんこんにちは。卯月ユウトです。

 

さて、いきなりですが「ロンググッバイ」の意味をご存知でしょうか。

 

答えは、認知症です。

長い時間をかけてお別れをする。だんだんと忘れて、遠い存在になってゆく。

そんなことから、認知症のことを「ロンググッバイ(長いお別れ)」と呼ぶそうです。

 

なぜこんなことを突然書いているかと言いますと、昨年の5月に映画が公開された、中島京子さんの小説「長いお別れ」を読んだからなんです。

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かつて中学の校長だった東昇平はある日、同窓会に辿り着けず、自宅に戻ってくる。認知症だと診断された彼は、迷い込んだ遊園地で出会った幼い姉妹の相手をしたり、入れ歯を次々と失くしたり。妻と3人の娘を予測不能なアクシデントに巻き込みながら、病気は少しずつ進行していく。あたたかくて切ない、家族の物語。

(裏表紙 あらすじより引用)

 

このような内容です←テキトー!

日本は世界の中でも平均寿命が長く、認知症を発症する高齢者の方も非常に多くなってきています。

近年では認知症についての周知も進んでいます。

 

それでも、実際のところ、どんな弊害があるのかとか、家族がどんな苦労をしているのか、わかっていないところも多いと思います。

この「長いお別れ」という作品は、一家族のリアルな生活を描いたもので、誰もが身近なものとして感じることができるのではないかと考えます。

 

 

 

 

ところで、この小説が昨年映画化されたと先ほど書きました。

私の大嫌いな“映画男”は酷評しております(笑)

ちょっと読んでみましょう

↓↓↓↓↓

 

うーん……何か違う。

いつも思うんだけど、この人のブログって論点ずれてるよなあ。

最初はイラッとしながら読んでたけど今は“呆れ”というか。エンターテイメントを純粋に楽しめないのかって。

ちなみに上記の記事の中で

 

あと、なぜかストーリー上で2007年秋とか西暦がやたらと出て来ますね。しかしこのストーリーにおいてどの出来事が何年に起きたなんてさほど重要じゃないです。

 

と言っていますが……

最初にも書いた通り、認知症が周知されてきているのは最近のことです。

この小説の展開上、現在の認知症への理解では少し進みすぎ、2007年以前、例えば1990年代くらいにしてしまうと、理解がなさすぎる。

なので、2007年などという表記が出てくるんじゃないかと。

少し考えれば分かると思うのですが……w

 

この映画男という奴、文句を言うことに力を注ぎすぎて、吟味する時間が足りてないんじゃないかなって思いますね。

まあ、『ただ文句が言いたくて』っていうブログなので仕方ないのか。

でも、文句を言うにもちゃんと根拠がないといけませんよね。

 

 

 

 

ほとんど映画男の批判になってしまいましたが、いい小説でした。映画も決して悪くはないと思います。

気になる人は読んでみてはいかがでしょうか。

 

それではこの辺で。

 

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