2016年に映画化された、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」などで知られる七月隆文さんの最新刊、「ぼくときみの半径にだけ届く魔法」の感想を書いていきたいと思います。
売れないカメラマンの仁(じん)はある日、窓辺に立つ美しい少女を偶然撮影する。
少女の名前は陽(はる)。
難病で外に出られない彼女は、白い部屋の壁に風景を映して眺める日々を送っていた。
「外の写真を撮ってきて頂けませんか?」
陽の依頼を受け、仁は様々な景色を撮って届けることになる。
それは運命の出会い。
ふたりの人生が奇跡のように変わり始める瞬間だったー。
感想を一言で言うと、『美しい』。情景が目に浮かぶような、優しい言葉で紡がれているなという印象。
「ぼく明日」と同じく、最後はどんどんと読み進めてしまいました。
表紙は、「君の膵臓をたべたい」や「君は月夜に光り輝く」なども手掛けるloundrawさん。
作中の陽のイメージそのままの、儚げなイラストが、作品を彩ります。
「ぼく明日」は、最終的に別れることになってしまう、少し悲しい終わり方でしたが……この作品は、色んな困難がありながらも、乗り越え、ハッピーな終わり方をします。
読書をしたことがない、苦手だという方にも、読みやすくオススメしたい作品です。
最後に。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました
それでは。
Amazonページ↓