はじめに
皆さんこんにちは、卯月ユウトです。
今日は2021年3月11日、つまりは東日本大震災から10年となります。
10年前というと、私は8歳、小学2年生でした。発生当時、小学校の集団下校前の整列の時に小さな揺れを感じ、家に帰ると津波の映像がテレビで流れていたのを、鮮明に覚えています。
沢山の方が亡くなり、今でも行方不明になっている方や、避難生活を余儀なくされている方も多くいらっしゃいます。
10年という長い時間がたった今も、なかなか復興が進んでいない地区も多いようです。
さて、今回のブログでは、被災された方を励ますために作られた歌たちを改めて紹介してみようと思います。
どうか、皆さんの心の傷が少しでも癒えますよう。
本編
「素晴らしき世界」Rake
『素晴らしき世界』は、仙台出身のRakeさんが東日本大震災後に書いた楽曲です。自身が震災で体験し改めて感じた人と人との繋がりの温かさを綴ったハートフルなメッセージソングとなっています。また、テレビアニメ「宇宙兄弟」のエンディングテーマにも起用されました。
「世界中に花束を」THE BACK HORN
被災した人々に何かできることはないかと、福島県・茨城県出身者を含むメンバーで考えた結果生まれた曲です。バンド初の配信限定シングルとして緊急配信され、収益金は東日本大震災の被災者に対する義援金として日本赤十字社を通じて寄付されました。
「雨宿り」斉藤和義
『いま伝えておきたいことがある。忘れちゃいけないことがある。』、東日本大震災での出来事を忘れてはならないというメッセージが込められ、ストレートな怒りや悲しみが表現されています。SPEEDSTAR RECORDS公式サイトのディスコグラフィーでは、震災の復興を支援する楽曲ではなく、震災の事実を書いたレクイエムであるとされています。
「祈り〜A PRAYER」渡邊一彦
幼少期に交通事故で母親を亡くした経験のある河邊一彦さんが、東日本大震災で肉親や友人を亡くした人々を勇気づけようと作った曲です。冒頭は哀しさなどが表現され、やがて「希望」がよみがえり、「夢」が実現し、いつか明るい「未来」が来ることを祈り、歌われています。2013年にUNIVERSALレーベルから海上自衛隊東京音楽隊の演奏、三宅由佳莉3等海曹の歌唱によりCD化されました。
「希望のマーチ」嘉門タツオ
東日本大震災が発生したことを受け、「怒りのグルーヴ 〜震災篇〜」以来のチャリティーシングルとしてリリースした本作は泉谷しげるさん、矢野きよ実さん、AKASOオールスターズをコーラスに迎え、3月26日のライブ会場で録音されました。嘉門さんは表題曲について「みんなで歌える明るい曲にしたかったと」とコメントしています。
「南風が吹いたら」八木澤教司
東日本大震災の復興シンボルソング『あすという日が』の作曲者である八木澤教司が、東日本大震災から10年が経とうとする中で「震災の記憶を風化させてはいけない」、「被災地で活動している方を応援したい」という思いから2020年に新曲として制作しました。完成した曲は海上自衛隊横須賀音楽隊(歌唱:三宅由佳莉3等海曹)の協力で演奏されました。
「世界の果て」RADWIMPS
RADWIMPSは、3月11日に向けて2017年を除き毎年楽曲を発表しています。この曲は東日本大震災から9年が経った昨年3月11日に公開されました。
《これまでRADWIMPSが発表した曲たち》
- 2012年「白日」
- 2013年「ブリキ」
- 2014年「カイコ」
- 2015年「あいとわ」
- 2016年「春灯」
- 2018年「空窓」
- 2019年「夜の淵」
- 2020年「世界の果て」
今年は、今日3月11日にアルバム「2+0+2+1+3+1+1= 10 years 10 songs」をリリースし、売上金(2021年12月31日まで)が日本赤十字社、自治体に寄付されます。
「群青」合唱曲
津波により甚大な被害を受けた福島県南相馬市小高区に位置した、南相馬市立小高中学校の平成24何度卒業生と、音楽教諭の小田美樹さんによって作られた曲です。現在でも、小高中学校の在校生たちに代々受け継がれています。
2014年8月30日から31日にかけて日本テレビ系列で放送された『第37回24時間テレビ 「愛は地球を救う」』では、完成までの道のりや、小高中学校の現在の生徒の活動の様子などがVTR放映され、平成24年度卒業生、平成26年度の小高中学校生徒、関ジャニ∞の合唱が日本武道館で生演奏されました。
花は咲く」花は咲くプロジェクト
東日本大震災の被災地および被災者の物心両面の復興を応援するために制作されたチャリティーソングで、NHKが震災後の2011年度から行っている震災支援プロジェクト「NHK東日本大震災プロジェクト」のテーマソングとして使用するために企画制作した曲です。
作詞は宮城県仙台市出身の岩井俊二が手掛け、作曲・編曲も同県同市出身の菅野よう子が担当しています。歌唱参加者は、岩手県・宮城県・福島県の出身者とゆかりのある歌手・タレント・スポーツ選手で、「花は咲くプロジェクト」名義となっています。
まとめ
ここまで、東日本大震災を受けて作られたチャリティーソング等を紹介してきました。震災から10年となる今年、改めて思いを馳せ、教訓にしていきたいと思います。
最後に、東日本大震災で亡くなった方々の冥福を祈って。
それでは。