はじめに
皆さんは、YOASOBIというアーティストをご存知でしょうか? まあ、デビュー曲の「夜に駆ける」が大ヒットし、NHKの紅白歌合戦にも出場していましたので、かなりの人が知っているのではないかな、と思っています。
かくいう私もYOASOBIは好きでして、「CLUB 夜遊」にも入っているんですよ……
そして、今回のブログは、そんなYOASOBIに対する宇野維正氏の批評ツイートが炎上している件について、私の個人的な意見を書いていきたいというものです。
どうぞ最後までよろしくお願いします。
YOASOBIとは?
創刊50周年を迎えた週刊誌『anan』が選ぶ『ananAWARD 2020』、トレンドカルチャー部門賞をいただきました。節目の年の名誉ある賞をいただき、身の引き締まる思いです。ありがとうございます!
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) 2020年11月19日
いただいた金のパンダはikuraが連れて帰りました。笑
賞に見合う存在になれるようこれからも精進します🐼 pic.twitter.com/PuJM3q8IFL
左・Ayaseさん、右・ikuraさん
- 2019年10月1日に結成された、ボーカロイドプロデューサーのAyaseとシンガーソングライターのikura(幾田りら)による2人組の音楽ユニット
- ソニーミュージックが運営する小説&イラスト投稿サイト「monogatary.com」に投稿された小説を音楽にするプロジェクトから誕生
- 1stシングル「夜に駆ける」で2020年紅白歌合戦に出場
問題となったツイートとは?
アルバム通してちゃんと聴いた。この気恥ずかしさは嫌いじゃないんだけど、このビートの単調さと音色・音圧のショボさが世間で許容されてるのはちょっと信じたがたい。少なくとも家のスピーカーで聴く音楽じゃないですね
— 宇野維正 (@uno_kore) 2021年1月18日
THE BOOK by YOASOBI https://t.co/3by0Aqozun
宇野維正氏のツイートに対する個人的意見
宇野維正氏のツイートの要点をまとめると、このようになります。
- アルバムを通してちゃんと聴いた
- 気恥ずかしさを感じた(悪い意味ではない)
- ビートの単調さと音色・音圧のショボさを感じた⇒世間で許容されてるのは信じたがたいと感じた
- 家のスピーカーで聴く音楽ではない、と感じた
こんなところです。まあどれも間違った意見ではないし、そうですよねって頷く事もできるんですよね。
ここからは、私の個人的に考えるこのツイートの問題点を、項目で分けて書いていきたいと思います。
①現在の音楽事情を理解していない
YOASOBIは、そのファンの殆どが10代〜20代の若者です。今の若者は、自室に宇野氏のいうような立派なスピーカーなど持っていません。
また、YOASOBI自体、サブスクリプションなどの配信を中心に人気が広がったアーティストです。つまりは、YOASOBIのリスナーはスマートフォンでダウンロードし、イヤホンを使って聴く人が多い事を示しています。そのような環境下では、音質など気にする事はありません。
という事で、宇野氏の「スピーカーで聴く音楽ではない」は間違ってはいません。しかし、それを指摘するのは的外れというか、意味がないことのように思います。
②YOASOBIの良い点を、悪い点のように書いている
YOASOBIの音楽は、ボーカルのikuraさんの声がかなりストレートに入ってきます。それは、宇野氏の指摘する「単調さ」によってもたらされた「良さ」ではないかと個人的には考えます。
これがもし、きちんとスタジオで録ったストリングスやギター、ベース、ドラムといった楽器であったなら、ここまでボーカルが引き立つ事はないでしょう。
⑤ジャーナリストの仕事を放棄している
宇野氏は、先程の項目の「ビートの単調さと音色・音圧のショボさ」について、「世間で許容されてるのは信じたがたい」と記しています。
ただ、ジャーナリスト、音楽批評家ならば「なぜそのサウンドが支持されるのか」を推察するべきではないでしょうか?
また、宇野氏は自身のツイートについて反論する人々に対し、このように反応しています。
引用ツイートで礼を欠いたコメントをする人の告知が数日前から続いていて大変煩わしいのですが(そんなの即ブロックするに決まってる)、このアカウントのこと、個人のアカウントじゃなくてメディアのアカウントだと思ってるのかな?(あるいは、オレはメディアなのか?)
— 宇野維正 (@uno_kore) 2021年1月22日
宇野氏のアカウントは、現在フォロワーが3万6千を超えるなかなか大きなアカウントです。また、公式バッチもついており、プロフィールにもジャーナリストとの表記があります。そう名乗る以上、半ば公式アカウントのように扱われるのは致し方ありません。
また、問題のツイートはYOASOBIに対する礼を欠いており、宇野氏が文句を言える事ではないと考えます(次の項目にも関連します)。
件のツイートような、個人の感想に過ぎない内容のものならば、裏アカウントで書けば良いと思います。
④言葉遣いが汚い
ここが一番反感を買っている点ではないでしょうか。
「そういうやり方が音作りのコンセプト」ということは理解しました。そうじゃなきゃこんな音で商品として出すわけないよね https://t.co/aea4rmrFjS
— 宇野維正 (@uno_kore) 2021年1月18日
このツイートで言えば、「こんな」という言葉が不適切です。たった一言ではありますが、YOASOBIを蔑み、貶すように取る事ができる以上、使って良い言葉とは言い難いです。
先程の項目にも関連しますが、ジャーナリストならばこのような言葉遣いはしてはなりません。
まとめ
宇野氏のツイートは間違った事は言っていないが、言い方が良くなかった。また、少し考えればわかる事を考える事もせず、汚い言葉批判しているのはジャーナリストの仕事の放棄だ。
というのが私のこの件に関する意見です。
宇野氏からはブロックされているので、これ以上気を揉む事はないので、なんだかスッキリした気分です。
それでは。